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fuite d'eau(フュイドー)et plombier (プロンビエー)

 朝、講義が終わった頃に、夫から電話があり、「洗濯機から水漏れがするから、不動産屋さんを呼んでいて待ってなければいけないけど、僕は約束があるので出かけなくちゃならない。」つまり、なるべく早く帰ってきてくれ。とのこと。あー、きたかー、水漏れ(une fuite d'eau).フランスに10日以上滞在すると、出合う確率も高くなるのか?
 以前の滞在中も、朝、誰かからの電話で目が覚めて、電話しながらコンタクトの入ってない、あまり見えない目で台所を何の気なしに眺めてびっくり、台所の床に水たまりができていた。しかもどこからかトクトクと泉のように湧いている!さらに、その翌日からは、Paque(パック、感謝祭)のバカンスが始まる、という間の悪さだった。(明日からバカンス、って日はみんな早めに仕事を切り上げるんです、フランスでは…)しかも、夫はいなくてひとりで電話で格闘しなければならなかった。大家さんに電話で確認した後(こういう時、どの水道屋さんに頼むか、建物ごとにお得意先が決まっているので、勝手に電話帳で探して近所のを頼む、というわけにはいかない)言われたところに電話してみたものの、威勢のいいおばちゃんは、「今日は予約でいっぱいだから、そんなこと急に言われても、行けません」と主張する。そういう間もトクトク水は湧いているので、このままこれを放って(私も確かその翌日から、遊びに来ていた妹とモン・サン・ミシェルに行く予定だった)いたら、洪水になるー、なんとかしてくれー、と電話で叫んだら、何とかなって、その日のうちに水道管工事のスペシャリストがやってきた。(実は、来れるんだよ…。フランス人が相手の時は、行けませんと言われておとなしく引き下がっては行けない。なるべくごねる。ごねれば何とかなる…)
 ついでに、フランスにいくらかの期間滞在する人は、「Plombier(プロンビエ)」という、日本でフランス語を習う時に全然習わない職業を表す単語を知っておく必要がある。水道管のスペシャリストだ。なんといっても建物がとても古い(今、滞在している建物は1880年代の建物。比較的新しい方)ところへ、むりやり現代の暮らしをしているから、問題が起こるのもある程度は仕方のないことかもしれないが…。

 とにかく、今回は不動産屋さんがとてもてきぱきした人で、私たちの苦情を聞いてすぐ飛んできてくれたので、一日中、来るはずの人を待ってアパートでボーっとしていることは免れた(そういうことは時々ある)彼は、いろいろ調べた結果、洗濯機の問題ではなく、配水管に何か問題があることを突き止め、(そうなるとPlombier呼ばなければならず、)ご存じのように彼らはいつもとても忙しくてすぐに来るわけにはいかないので、今週中に何とかなると思うけど、しばらく洗濯機は使わないでほしい、と言って去っていった。
 というわけで、明日から洗濯はコインランドリーに行かねばならない…。(けっこうたくさん町にあるけど…)
by nonono12181969 | 2006-02-06 15:18 | voyage


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